らぶピクチャー(完)
その問題は、朝れーくんにもらった紙に書かれてた問題の部分。
できたと思っててんけど、やっぱり違った?
せっかく教えてもらって、覚えたのに、やっぱり間違ってたん?
不安がうちの中に募っていく。
「鈴木さん、この問題」
「合ってると思ったんやけどな・・・。」
「合ってるわよ?」
「そうやろ・・・って!?」
先生が簡単に口にしたその言葉は、うちが不安でいっぱいにしてた気持ちを一気に吹き飛ばした。
「ホンマですか!?合ってます!?」
「ええ。この問題、みんな難しかったのか、ほとんどの人は間違ってたのに。すごいわ。」
シャッという音と共に、赤い丸がそこに記された。
「っやった!」