空に託す想い~叶多*空夏~




私が今向かってるのは中央公園…





つまり流星との待ち合わせ場所に向かってる訳です!






病院を出たのが九時半だったから、もう超ダッシュ!!!







待ち合わせ場所に着いたのは九時五十分



なんとか間に合った…




十分前なのにもうすでに流星のメンバーは揃ってるらしく、中央公園に入って来た私を見た叶多はすぐに私に言う




「空夏、同盟になることみんなに知らせて?」




皆の前に立つ


このときすでに私は決意していた…






「私達、基山空風がトップの海風と尾山叶多がトップの流星は…」






ここで一呼吸置きつく。


前を強く見据え、胸を張り宣言する!




「全面交戦をします!」



堂々と宣戦布告し、私は周りを見渡す。



驚いてる流星のメンバー達……




叶多は悲しそうな顔をしている。





なんで?


なんで叶多がそんな悲しそうなの?




そう問いかけながら私は出口へ向かい足を進める…






「おいお前、俺達流星に宣戦布告しといてただで帰れると思ってんのか?」






そう言いながら肩をつかんで、私の行く道を塞ぐ男を






「もちろん、思ってませんよ!」






笑みを浮かべながら殴り飛ばす。



それが引き金となって流星のしたっぱ達が私を襲ってきた。



私はそいつらを、軽く流す。






………


でも、全てを相手するのには、体力的に限界が来めたとき…






「しねー!」





「空夏!!」





二つの声が重なる…………

























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