空に託す想い~叶多*空夏~




「オッス、海斗」





「ハヨ」





「なぁなぁ、あの話マジなんか?」




「あの話って?」




「基山が、海風のトップだって話」




「あー、それか」




海斗が少しこっちを向いて、ニヤッと笑う




「本当だぜ。

基山が海風のトップだ」




その声で一斉に皆がこっちを見る。



海斗……




ほんとに海斗が流したの?






私が風花を傷つけたから?









ゆっくり皆が私の周りから離れていく。






反対に海斗がゆっくり私の前まで歩いてきた。






「風花のこと傷つけた罪は重いよ」






皆には聞こえない声で耳打ちする。




自分の顔が青ざめてるのが分かる







風花の為かぁー。







なら仕方ないのかな。







「風花の為っていってるけど、私が空風のトップを裏切った話広まってるし、トップ同士が親友だってことも広まってるんだよ。

私の親友は一人しかいない。

だから、風花が空風のトップだっていってるようなもんなのにいいの」







こんなときに何考えてるんだろ私







風花を心配してるっていうよりこう言えば海斗が噂を嘘って言ってくれるかな?なんて思ってる







私って、結構自分勝手だったんだ……







この時風花ならなんて考えたんだろ。






自分から突き放したのに、風花がいないと嫌っていう自分がいる






「風花さんは、この高校止める……」







「え?!

海斗それどうゆう意味?

だって、空風は高校生のチームだよ?

高校に通ってる人だけが入れるチーム……」







「あんたのせいで風花さんは空風を抜けるんだよ!!!」






怒鳴った海斗




あまり怒らない海斗が怒鳴ったから、クラスの皆が私と海斗に注目する。





「わりぃ、ちょっと場所変えよ」






私は何も言わず海斗について言った……







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