その瞳で舐めあげて


「い、郁箕!」

「よく出来ました♪」

なにしたの…?




「ちゃんと見えないとこにつけたから、

髪を上げない限り見えないよ」

私の肩より少し長い髪を上げる。

「…やっ」




慌てて逃げ出す。

「追い詰めるとそういう反応するんだ」

ほんと何が目的なのよ!

じりじり歩み寄ってくる。

なんでなのよ!





…ピリリリリ。

私の携帯が鳴る。

「出たら?」

慌てて鞄に駆け寄る。




立鍋さん…?

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