あの真冬の奇跡は…
それから、20分ぐらいすると

幸希人とお母さんが戻って来て


「ごめんね、待たせて」と、幸希人が言ってきた。


幸希人は、笑顔だけど
どことなく、
無理して笑っている気がした。


それに
幸希人のお母さんは複雑な表情をしていて明らかにおかしかった。



『ねぇ、幸希人。検査の結果どうだったの?』




少し沈黙したあと
幸希人は、ゆっくり口を開き




「雪花、ボクねガンなんだって」



『えっ、でもすぐ治るんd(「雪花、ボクはあと1年しか生きられない。」


言葉が出なっかた。



出るのは、涙だけ
泣いちゃイケないって
一番辛いのは、幸希人だって分かってたのに



「雪花泣かないで?ボクは大丈夫だから^^」

優し過ぎる幸希人の一言によけい涙が止まらなくなり病室を飛び出してしまった。







ねぇ、神様
どうして幸希人は
あと
1年しか
生きられないの…?
< 6 / 17 >

この作品をシェア

pagetop