魔法の帽子


少し声を小さくして。


「雅人さぁ、あたしが魔女だってこと忘れてない?魔女は15で成人!」


「へぇ」


「つまり、あたしはお・と・な!」


今のあたしは雅人より目線が上だから、なんだか気分も偉そうになってくる。


つまり、今ドヤ顔炸裂中。


「でもここは人間界だろ?」


「…………?」


「だからお前はお子ちゃま」


「なっ!!?」


なんてすってぇ〜!?


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