君を待っている【TABOO】

「俺がおまえに告白されたの、此処だったよな? 俺、いつまでも待ってるから……」


 彼が喋るたびに耳から脳、脳から脊椎、脊椎から身体中を刺激されて、侵略されていく。


「あんな男、おまえには似合わないよ」


「勝手なこと言わないで……」


 ため息混じりに負け惜しむ声は、ただの発情した雌の鳴き声みたい。


「俺は、ずっと……もう一度、告白されるの待ってるから」


「待たないで……」


 

────君を待ってる。




THE END




 
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:22

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

およしなさいよ、うさぎさん。

総文字数/46,388

恋愛(純愛)16ページ

表紙を見る
溺愛トレード

総文字数/50,028

恋愛(ラブコメ)106ページ

表紙を見る
飼い犬に手を噛まれまして

総文字数/197,616

恋愛(オフィスラブ)488ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop