オレ様専務を24時間 護衛する


「おいっ!!」

「……はい、何かご用でしょうか?」

「お前、俺に興味があるのか?」

「お言葉の意味が分かりません」



俺の質問に首を傾げ、不思議そうな表情を。

フッ……違うのか。

そりゃあ、そうだよな……。

はぁ~~助かったぁ…。


はっ?!

助かったって何がだよ?!



「何でも無い、下がっていい」

「……はい、失礼致します」



深々頭を下げて、部屋を出て行った。




とりあえず、アイツはあっち系では無いみたいだな。

はぁ~、俺……だせぇな。

あんな男にハラハラドキドキして…。


まぁ、家事スキルは合格だな。

武術は出来ると言っていたが、本当なんだろうか?


まぁ、これもそのうち分かるか。


性格も悪く無さそうだし、見た目も悪くない。

男にしたらキレイ系の顔だし、上等な部類だ。


これなら暫く何とかなるか?


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