オレ様専務を24時間 護衛する


打ち合わせ場所へと向かう車内で。



「松波」

「はい」

「警備会社では何をしてたんだ?」

「えっ?……警備会社ですか?」

「あぁ。お前はうちに来る前に警備会社に勤めてたんだろ?」

「あっ、はい。……というよりも、今も所属は警備会社の席になってますが」

「は?」

「京夜様のお世話は、特殊任務という事になっており、お給料は警備会社より口座に振り込まれています」

「じゃあ、うち(御影)からは1銭も貰ってないのか?」

「う~ん、詳しい事はわかりませんが、警備会社の方へお支払い頂いているものと思っているのですが、違うのでしょうか?」



金銭的な事は初耳だ。

恐らく、父親が何らかの方法で支払っているとは思うが。



「警備会社では警備管理部と言って、セキュリティーアラームが発動した場合の緊急対応やクレーム処理を基本に、顧客のデータ管理を行っておりました」

「へぇ~。だから、秘書業務もこなせる訳か」

「お世辞でも………そう言って頂けると、嬉しいものですね」



松波はハニカミながら肩を竦めた。



< 490 / 673 >

この作品をシェア

pagetop