オレ様専務を24時間 護衛する


「あっ!!」


視界に入った手提げ袋。

京夜様から頂いた贈り物が入っている!!


私はベッドから飛び起きて、袋のもとへ。


無地の大きな紙製の手提げ袋の中に

ラッピングされたものが複数入っていた。



彼から手渡された時にズシッと重かったから

中身が何か気にはなってたけど、

一体、何が入っているのだろうか?



1つ目に手にしたのはズシッと重い箱物。

紺色の包装紙を解くと、木箱の中にワインが1本入っていた。


ラベルを見ると………私が生まれた年に造られた物だった。

お酒に疎い私は、これが貴重な物なのかさえ解らない。

だけど、木箱に入っている時点で高価な物である事に間違いはない。


2つ目に手にしたのはシャワシャワした包みの袋。

丁寧にリボンを解くと、カフェエプロンが入っていた。


京夜様のお宅で愛用していたエプロンに似ている。

ワッフル地でナチュラルカラーが可愛らしい。

これなら、ますますお料理が楽しく出来そう。




私はワクワクしながら手提げ袋の中を覗き込む。

この品物1つ1つを彼が選んだのだろうか?


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