オレ様専務を24時間 護衛する


きっと運んで貰うのに身体が密着して

ベッドへ横になった瞬間―――

寝技に……変換しちゃったんだ。


さっきの体勢から考えても、

恐らく……間違いない。



ひゃぁ~~!!

私、凄い事しちゃってるよー!!



急に心臓がバクバクと騒ぎ出し、

顏は恥ずかしくて真っ赤に。

いっそのこと、気を失ったフリをする?

いやぁ~~そんな事する勇気ないよ~。



ギュッと目を閉じると、



「松波」

「はいっ!!」



名前を呼ばれて、咄嗟に顔を上げ視線が絡む。



「シャワー浴びたらメシにする」

「えっ?……あっ、はい!!只今!!」



私は素早くベッドから下り、

彼の着替えの準備とお風呂の準備。


そして、

朝食の準備に取り掛かった。


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