ストーカー風紀委員と可哀想な不良
◇◇◇◇◇◇◇

「はい、ドーゾ」

サボリ見つかって捕獲された俺は、何故かクーラーの利いた部屋で麦茶を出されてた

「・・・なんか入ってんじゃねぇだろな」

冗談だけど。つぅか冷蔵庫もあんのか、生徒会室ってのは

「ヒドイですねぇ。俺はそんな卑怯なテは使いませんよ。ピィちゃん先輩ぐらいチビだと何かする時は力ずくで十分ですから」

十分卑怯だ!!!!そしてムカつく!!!!

「俺はホモの気持ちっつーのはよくわかんねえけど女の子にしとけばー?おまえぐらいの見てくれなら女に苦労しないだろ」

「簡単すぎて飽きましたよ。ていうか俺ホモってわけじゃねぇです。男はピィちゃんが初めてですしね」

あら、ま。
全っっ然 光栄じゃねーんですけどぉ

ていうかホモじゃなかったのか
バイ?ってやつ?

―――いや、つぅか

「簡単で飽きたとかってサラっと言うってこたぁ相当遊んだな?おまえ」

・・・一年。てことは15?16?にして、何様発言だなーオイ

「まぁねーピィちゃん先輩の倍ぐらいは数こなしてんじゃないですかねー」

ぐぅ!!イヤな奴!

「なーんだ。ムッツリか。イヤラシイなーおまえ」

腹黒そうだとは思ってたけど優等生の裏の顔はストーカーに加えムッツリだったことが判明

まぁ見てくれ良くて頭もいいとなりゃ性格歪んでるぐらいは大目に見てくれる子もいっぱいいるだろう

「つぅか、女もイケんならそれでいいじゃねーか。まっとうな人生台無しにすんなよ。いや、してもいいけど俺巻き込むな」

麦茶を一気に飲み干して、ソファに寝っ転がってそう言うと、沢井はパイプ椅子にもたれかかって疲れた顔で俺を見てた

「・・・んだよ」

「さっき、男は。って言いましたけどね、男も女も含めて追っかけんのはピィちゃん先輩がはじめてなんですって」

・・・

あぁ。うん?そーなんだ?

「モテ自慢か?」

「いや、でなくて・・・先輩俺のことストーカーだと思ってるでしょ」

――ウン!まぁね!つぅか当たり前だろ!!
毎日毎日追っかけやがって
拉致りやがって
シャンプーの匂いから前の日着てた服の柄まで記憶されたら

「ストーカーだろが確実に」

さも当たり前のように言ってやる
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