先生達とルームシェア!?
「や、やめて、有内くん!!」
「葉月が良いって言うからよー」
必死に抵抗するけど力で勝てるわけなく、呆気なくマットの上に投げ出される。
―ガチャン
有内くんは内側から鍵をかける。
「ねぇ…何するの…」
「密室に男女が一人ずつ、やること一つしかなくね?」
ジリジリ近づいてくる有内くんに、私は恐怖で震える。
近づいてくる分後ろに後退りするけど、狭い部屋ではいつまでもそうしていられない。
私の背中にひんやりした壁を感じた。
「い、いやぁあああ!!!助けて!!!」
「今日は先生全員参加の会議で部活もない。最高の日なんだよな。存分に声出してくれて構わないよ」
「やめてよ、ほんとに…!!」
抵抗する私の手を掴んで床に押し付けられる。
軽く馬乗りになられて、私は身動きひとつ取れない。
……終わった。
「俺、吉谷に告ったじゃん?別に好きとかじゃなくて、こう言うことがしたかったんだー」
「さ、最低!!」
「いいね、その涙いっぱい溜めた目で睨まれるの興奮する」
「嫌!!やめて!!」
この人は何を言ってるの?
暴れても全然ビクともしない。