先生達とルームシェア!?
そのまま寝てしまったようで、ガチャガチャと食器の音がして目を覚ます。
窓の外はさっきの透き通るような青空はなく、真っ赤な夕日が映っていた。
ガチャっと開いたドアからは、お粥をのせたおぼんを持つ龍ちゃんの姿。
「…起きたの」
「う、うん、龍ちゃんおかえり…」
「ん、お粥作った」
「あぁ、うん…ありがと」
さっきのキスが頭から離れないよ…
龍ちゃんを直視出来ない。
なんでそんなに平気でいられるの!?
「たっくんたちは?」
「教師同士の打ち上げ」
「え?じゃあ龍ちゃんは?」
「…まぁ、いいんじゃない」
もしかして…あたしのために?
お粥をお椀に取って渡してもらう。
湯気が上がるお粥を一口食べる。
「おいしい…!龍ちゃん、ありがとう!」
「別に」
龍ちゃんは、微笑むとあたしの頭を撫でてくれる。