クールプリンスはあたしの旦那



しばらくして、車は病院に着いた。


ドキドキして降りるのが怖い。


帰れって言われて。


自分は帰れるかな?


泣かないで、笑顔でお大事にって。


「行こう、藍佳ちゃん」


「うん。ありがとう、ゆうちゃん」


「いいのよー」


あたしは、ゆっくりと車から降りた。



< 207 / 296 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop