クールプリンスはあたしの旦那



「おいおいおいおい、颯汰くん」


バーテンダーの人はあたしから手を離して
颯汰と言われる人のとなりに座った。


「こんな若い子、まじで?」


さっきのあたしへの態度はどこかへ行って。


颯汰という人を茶化し始めた。


あたしはどうすればいいの。


そんなオーラを出していると、
颯汰という人がもうひとつのソファを指さした。


「座れば?」



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