青空、ハレの日☆年中ハレバレ
大量の水を飲んでもまだ口の中は言葉に出来ない味が広がっているのか、実に苦い顔をして台所のテーブルにだらんと顎を乗せる空兎。
「まだ舌がひびれる~~」
恐らく「痺れる」と言いたいのだろう。仙太は二人が散らかした後始末をしながら、「どんな味だったんだろう」と想像を膨らませたが、決して飲みたくないものだとは確信した。
片づけがひと段落し、部屋に戻ろうとしたそんな時、突如、インターホンが鳴り響いた。
「はーい」
仙太が早足で玄関に向かうと、男の声で「宅急便です」と言われた。
(あれ? 今のどっかで聞いたような声だな?)
そう思いながら仙太がドアを開けると、予想通り配達人は知り合いだった。
「どうも、ヒーロー便です」
「いや、そんな宅急便は聞いたことないですから」
どう見ても制服のロゴが普段、仙太たちがCMなどで見慣れている「ソラネコナデシコの宅急便」のものだとわかり、仙太は爽やかな笑顔を見せる青年に冷ややかなツッコミを入れる。
緋上ジョー。
この爽やかにしてヒーローの青年は「あはは」と笑って誤魔化しながら「要冷蔵」と記された荷物をまず玄関の床に置いて、それから仙太に受け取り票へのサインを求めて、ボールペンを手渡した。
「どうも、ファミレスだけじゃなくて、こういうバイトもしてるんですね」
「えぇ、地域密着型ですから」
それはヒーローの型なのか? と疑問が沸いたが、今は苦笑いで済ませておく仙太。サインを手早く書き終えて受け取り表をジョーに手渡す。
「ありがとうございます。そういえば、なんだか静かですね? 空兎ちゃんは元気ですか?」
「あぁ、空兎なら今―――」
台所でダウンしてますよ、と言おうとしてその方向へと振り返った所で空兎がジョーを視認して、駆けつけてくるのを仙太は見た。
「まだ舌がひびれる~~」
恐らく「痺れる」と言いたいのだろう。仙太は二人が散らかした後始末をしながら、「どんな味だったんだろう」と想像を膨らませたが、決して飲みたくないものだとは確信した。
片づけがひと段落し、部屋に戻ろうとしたそんな時、突如、インターホンが鳴り響いた。
「はーい」
仙太が早足で玄関に向かうと、男の声で「宅急便です」と言われた。
(あれ? 今のどっかで聞いたような声だな?)
そう思いながら仙太がドアを開けると、予想通り配達人は知り合いだった。
「どうも、ヒーロー便です」
「いや、そんな宅急便は聞いたことないですから」
どう見ても制服のロゴが普段、仙太たちがCMなどで見慣れている「ソラネコナデシコの宅急便」のものだとわかり、仙太は爽やかな笑顔を見せる青年に冷ややかなツッコミを入れる。
緋上ジョー。
この爽やかにしてヒーローの青年は「あはは」と笑って誤魔化しながら「要冷蔵」と記された荷物をまず玄関の床に置いて、それから仙太に受け取り票へのサインを求めて、ボールペンを手渡した。
「どうも、ファミレスだけじゃなくて、こういうバイトもしてるんですね」
「えぇ、地域密着型ですから」
それはヒーローの型なのか? と疑問が沸いたが、今は苦笑いで済ませておく仙太。サインを手早く書き終えて受け取り表をジョーに手渡す。
「ありがとうございます。そういえば、なんだか静かですね? 空兎ちゃんは元気ですか?」
「あぁ、空兎なら今―――」
台所でダウンしてますよ、と言おうとしてその方向へと振り返った所で空兎がジョーを視認して、駆けつけてくるのを仙太は見た。