青空、ハレの日☆年中ハレバレ
「ジョーーーーーーさぁぁぁぁぁぁぁぁんんんん!!」

 突撃と共に仙太を横へと突き飛ばし、ジョーへと抱きつく空兎。ほぼ不意打ちとはいえ、さすがというべきか、ジョーはしっかりと空兎を抱きとめた。

「どうしたんですか? 空兎ちゃん」

「実はね~~~あういいぅあうあぅいいあぅあぅ」

 まだ舌が痺れているのか、全く言葉にならない声で必死にジョーに助けを求める空兎。突き飛ばされた仙太は、その姿に呆れながら思う。

(そんなので通じるわけないだろうが)

 だが、助けを求める声にはヒーローとして通じるものがあるのだろう。

「なるほど、明日のテスト三十点以上取らなければ次の日曜日に補習。それは大変ですね」

(通じた!?)

 衝撃的現象に仙太は度肝を抜かれてしまった。

 そしていつの間にかジョーが、空兎が三十点取れるよう手伝うというところまで話が進んでいた。

 三人揃って仙太の部屋に集まる。

「では、早速始めましょうか。空兎ちゃん、どこが分からないんです?」

 仙太が用意したテーブルに三人囲んだ状態でジョーが尋ねると、空兎が、チッチッと人差し指を揺らしながら舌を鳴らした。

「そうじゃなくってさ! 手早くチャッチャッと出来る方法ってない?」

「だからあるわけないだろうが」

 隣で仙太がぼやく。一度セレビアの怪しげなドーピングで痛い目にあってもまだ懲りていないようだ。

 それに基本的に真面目な性格のジョーにそれを頼むのはお門違いに思えた。

 だが、そんな仙太の思惑に反し、ジョーが何やら難しい表情になりながら切り出す。

「あることは、一応ありますね・・・・・・」
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