内緒のコト



最初こそ皆で呑んでたけど、いつからかグループに分かれてて。

少し遠くで楽しそうな笑い声が聞こえてる。



「小沢ぁ…おかわり~!」


空になったグラスを、隣に座る後輩に押し付ける。


「先輩呑み過ぎっすよ…」

「そんな呑んでないも~ん…」


そう言ってテーブルに突っ伏すと、苦笑いする小沢が見えた。


あぁ…酔ってるな…。

ふわふわする思考回路の中、何故か冷静な自分が他人事のように考えてる。





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