双子の姉妹の マキとマイ
横からマイが私の手をつかんだ。

「はぁ?マイには無理よ!!分量の書かれた本がなくちゃ、マイはできないでしよ!?」

「できるもん!!!昨日の授業で習ったばっかりだから、できるもーーん!!マキ姉ばっかり、お母様にいい格好して、ずるーーい!!」


マイはそう言って、私の手を思いっきり、引っ張った。


パリン!!


小瓶が床に落ちて、割れた。



「あーー!!マイ!!どうしてくれるのよ!?………キャッ!!!」





ボンッ!っという音とともに、私の視界は白くなった。
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