虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


僕は一人の隊士に隊を引っ張るように指示し、屯所へ向かった。



睦月を背負い上げた僕はあまりの軽さに驚いた。


この軽い、華奢な体のどこから総司をも倒す力が出てくるのだろう・・・



未来から来た、と言っていたが・・・まだ睦月は何か隠している。


そう思った。


背中にいる睦月から力が抜けた。


眠ってしまったのだろうか?


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