虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
「あのさー、いい加減にしたら?
男が見苦しいんだけど」
「はぁっ?」
止めに入って、挑発する。
「小僧、何のようだ。なめたこと言ってんじゃねぇ!」
挑発に乗って、わたしに切りかかってくる侍。
えーっと、確か斬らずに捕縛しないといけないんだよね・・・
めんどくさいけど、しかたない。素手でいくか。
「はぁー、あんたさ、馬鹿だよね」
ボソッと呟き身を構える。
そして侍の隙だらけの腹めがけて回し蹴りを放つ。
剣道以外の武術は一通りやった。