虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
だから結構力は強い方なのだ。
腹に一撃入れただけで伸びている、侍に縄をかける。
そして藤堂さん達が来るのを待った。
力が強いっていってもさすがに・・・
気絶している男を一人で運ぶのには無理がある。
「あの・・・」
小さな声がした。
「はい、なんでしょう?」
「あの、さっきは助けてくださってありがとうございました!!」
そこに居たのはさっきの少女だった。
小柄で、なんか可愛い。