虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


「うー・・・どうしよう」



わたしは今、土方の部屋の前にいる。


襖に伸ばしかけた手が、空で止まっている。



話をしにいく、と言ったがいざ来ると・・・動きが止まる。



「はぁーっ・・・」


「人の部屋の前で溜息つくな。入るなら入れ」



・・・!!


部屋の中から声がかかった。ビックリした・・・



「失礼します」



中に入ると、そこにはさっきと同じように土方と近藤さんがいた。


< 228 / 858 >

この作品をシェア

pagetop