虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


あれからどの位経ったのだろう?


わたし達はあれから一睡もせず、起きていた。



なんだか・・・眠る、という行為がもったいないと思った。



「なんだ、お前ら・・・騒がしいぞ」



そんなわたし達に低い、少し怒ったような声が聞こええた。


声のしたほうを振り向くと、芹沢さんが起きていた。


でも、寝起きといった感じではなくて、ずっと起きていたような・・・



そんな感じがした。



「あ・・・すみません」



藤堂さんの謝る声と共に、わたしも頭を下げる。




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