虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


そこで感じた違和感。


・・・フクロウの鳴く声が・・・途切れた。


そして、その声の代わりに聞こえてきたのは、人の声。



「・・・壬生・・・組が・・・・」



確実に聞こえた人に声に、わたしと藤堂さん、芹沢さんはその方向を見る。


さっき、“壬生浪士組”って言ったよね・・・?



「やっと、出てきたか」



フッと口元で笑う芹沢さん。


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