虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


沖田さんのいる茂みから、刀の一部が突き出た。



・・・合図だ。


それを目にした瞬間、わたし達は一気に突っ込んだ。



抜刀はせずに素手で殴る。



「わぁぁぁっ」


「ちょ、何なんだよっ」



叫び声が響く中、合間合間に『バキッ』とか『ゴキッ』といういやな音が混じる。



結局のところ。


いきなりのことで、パニック状態だからあっけなく全滅してしまった。


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