虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


急いで表へ行くと、みんな脇差だけで戦っていた。



そりゃそうなるだろう。



一応夕涼み、ということで舟に乗っていたのだ。


ちゃんとした刀なんて、持っている人が居る分けないのだ。



でも、力士を傷つけちゃまずいんじゃ・・・



「ぐあぁっっ」


わたしの背後で、誰かの悲鳴が上がった。

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