虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
「なら・・・何でそれをあいつに言わない」
「それは・・・俺が言うわけにはいかなからだよ」
訝しげに眉をひそめる古高に、懐から出したある物を見せる。
「早く言え。 言わないと、これが足の裏に刺さるよ?」
「はっ!? な、何を・・・!」
わたしが取り出したのは、五寸釘。
たぶん、これで脅せば吐くはず――――
わたしは、それを持って古高に近づく。
それでも、口を割る様子がない。