虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


顔に、眩しいほどの日差しが降り注ぐ。


そっと目を開けると、そこは自分の部屋だった。


いつの間に戻ってきたのだろう・・・?


――――確か、池田屋にいたはずなのに。



「――――っ!!」



布団に寝かされている体を起こそうと、身じろぎをした瞬間。


体に、焼け付くような激痛が走った。


火であぶられるような・・・そんな痛みが、肩を中心に広がる。


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