虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


自分の肩を見ると、包帯が巻かれていた。


それを見た瞬間、背中に冷や汗が伝う。



「睦月っ!? 大丈夫か!?」



いつから部屋にいたのか、一条がわたしの横にいた。


手当てしたのは・・・一条か?



「大丈夫。・・・ねぇ、わたしを手当てしたの、誰?」


「えっと・・・」



一条はその質問に、目を泳がせている。


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