虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


「あっ、睦月!!」



巡察から帰ってきたのだろう。


一条と、沖田さんが浅葱色の羽織を羽織って歩いてきた。


いつも通りの笑顔。


何事もなく帰ってきたのだろう。



「ただいま」


「・・・えっと・・・お帰り?」



そんなわたしを見て、吹き出す二人。

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