虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


あとは・・・わたしが、歴史に抗うだけ。


それで、平助君の未来は、運命は変わる。


あんな血に塗れた未来なんて・・・


平助君には似合わないからね。




――――ただ、わたしは一つ見落としていることがあった。


平助君が御陵衛士に、付いて行った理由。


それを、わたしは分かっていなかった。


この出来事も、あの未来も。


全て・・・わたしが元凶だったのに――――



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