虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


「っ!ちょっと鈴、見るのはこっち!!」



ばっと、わたしの顔の向きを変える平助君。


気が付いた時には、唇が当たりそうな位までに近付いた顔。


一気に体の熱が上がっていく。


お互いに、顔を背け離れる。



『ヒューヒュー♪』



と囃し立てる、同志にを思いっ切り睨み付ける。


もう・・・恥ずかしくて、今なら死ねるな・・・

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