虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


「睦月っ、平助!!

逃げろぉぉぉぉぉっ!!!!」



原田さん達の叫び声が聞こえたが、あまりのことに、体が動かない。


もう、三浦は目の前まで来ている。



平助君の手を握ろうとした・・・けど。


わたしの手の中に、平助君の手は無かった。



「やぁぁぁぁぁっ!!」


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