虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
見てはいけない、と頭の中では分かっている。
それと同時に発せられる、警告。
『それを見てはいけない』
だが、それが何故なのか分からなかったわたしは、それを見てしまった。
【 拝啓、土方さんへ。
突然のお手紙、お許し下さい。
ここに書いてあることを、信じてくれとは言いません。
ただ、真実をお伝えしたかっただけなのです。 】
・・・真実?
そもそも、これを書いたのは誰?
その、丁寧でとても綺麗な字に目が離せない。