虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
「男なのに刀を握ったことがないのがそんなに以外でしたか?
どうしますか? 追い出しますか?
好きにしたらいいじゃないですか。 すみませんね、ひ弱な男で」
至って無表情で一気にまくし立てる。
“弱い”そんな風に見られるのが嫌だった。
悔しくて唇を噛む。
土方達は唖然としていたが、すぐに正気を取り戻し首を振る。
「いや、そうゆう訳じゃなくてな・・・追い出したりはしねぇよ」
近藤さん達もうんうんと頷く。
「一応やってもらうか。誰かに教えてもらうように言っとくから、昼まで練習。その後試験でいいか?」