ハンドパワー

「だい…じょ…」

薄れゆく意識の中、新くんは必死に答えてくれた。


やっとの思いで、血だらけの新くんをおぶって、職員室についた


職員室にいる職員は、何かの作業をしていた

そんなの関係ない。

私は外から、窓ガラスを叩いた。

もう半泣き状態。


丁度担任の先生もいたから、担任がいた。

「どうしだんた?   負加さん…
あれ? 後ろに… 倉本?」
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