ハンドパワー

もう街頭に明かりが灯ってもいい夜になっていた。

そして下駄箱に行って、荷物を取りに行って帰ろうとした。

「温秘!」

帰り道にあるベンチに、蘭が座っていて、
蘭に声をかけられた。


「どうしたの?血だらけじゃない!」

新くんを運んでるとき、どんどん新くんは血を出していたみたい


「ほら、私の上着着なよ」

「ありがとう」

「どうしたの?  泣きそうな声出して」
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