ハンドパワー

蘭「新くんから聞いたよ。
でもね、新くんが言ったことがあたしは正しいとおもう。

そりゃあたしだって、温秘のすべてを知ってる訳じゃないけど、

あたしは温秘がした行動も、正解だとおもうよ」


「そんなことないよ…
も、もう私のことは関わんないでよ!」


充「逃げんのかよ?」

家のドアを閉めようとしたとき
充くんが言った。

「え?」

充「今置かれてる状況から逃げんのかよ!」


「充くんに何がわかんのよ?

もう私は決めたの!

もう誰も信じないって。

だからあんまり人とも関わりたくないの!」
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