ハンドパワー
「別に帰ってもらう必要はないよ
家に上がってもらいなよ、それこそ
温秘の部屋で話せばいいじゃん」
そんな考えを持っているハルに、怒りを覚えてしまった。
「ハルはさ、今まで私のこと
どう思ってきたの?
私のこと知っててそんなこと言うんだね!!」
「俺はこの子達のことを考えて・・・」
「いいよ! もう
上がってもらえばいいんでしょ!」
最近荒れ狂ってる私だから、部屋も荒れ狂っている。
その部屋を見せるのは、嫌だったけど
ハルがこういうんだから仕方ない。