ハンドパワー

「別に帰ってもらう必要はないよ
家に上がってもらいなよ、それこそ
温秘の部屋で話せばいいじゃん」

そんな考えを持っているハルに、怒りを覚えてしまった。

「ハルはさ、今まで私のこと
どう思ってきたの?

私のこと知っててそんなこと言うんだね!!」


「俺はこの子達のことを考えて・・・」

「いいよ!  もう
上がってもらえばいいんでしょ!」


最近荒れ狂ってる私だから、部屋も荒れ狂っている。

その部屋を見せるのは、嫌だったけど
ハルがこういうんだから仕方ない。
< 226 / 576 >

この作品をシェア

pagetop