ハンドパワー
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「ねぇ、お母さん」
「・・・・・・・・・・」
家にいる私たち。
最近はいくら呼びかけても、応答してくれなくなった。
「お母さんってば!」
「なによ! しつこいね!
さっさと用件を言いなさいよ!!」
「かあさ…ん?」
泣きそうになった。
「おとうさーん!」
「なんだよ」
冷たく答える私のお父さん。
私が言える言葉は
「ごめんなさい!」
しかなかった。
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現実に戻る今、なにもすることができなかった。
何であんなに両親は冷たく接しているのか?
今ではわかんなかった。