ハンドパワー


そして私は、いつの間にか寝てしまった。

きっと暑い中、日陰にいて、
ちょうど寝れるような感じだったからだ。


「温秘ちゃん?  温秘ちゃん」

少し寝ていたら、誰かが私を起こしていた。


「んん…」

しかしもうちょっと寝ていたい。

「温秘ちゃん!」

何度も呼ぶので、起きることにした。


「んー
え?  どうしたの、新くん」

起こしてくれてたのは、新くんだった。

「今から昼御飯にするけど、食べるでしょ?」
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