ハンドパワー
「え?! そうかい…
じゃあ仕方ねぇな。
親父を通して連絡とるようにするか…」
あ、そうだ。
これだけは聞いておこう。
「どうしてあの時、両親に
『息を止めておいてください』
みたいなこと言ったの?」
「え?」
「そういうような内容を、私の両親に言ったんでしょ?」
「ああぁ、あれか。
そりゃあ言わねぇと意味ないだろう?
大の大人がいきなりプールに落とされて、溺れるわけないだろう
だから言っておいたんだよ」
え…
そしたらこの人が、私の両親を殺そうとしたことになる。