ハンドパワー
そう思ったのもつかの間。
さっきの夢が、どうしてもフラッシュバックしてくる。
忘れようと思っても、忘れられない。
動悸が来ないように、必死に抑えている。
「大丈夫か、温秘!?」
ハルの存在を忘れるくらい、自分の世界に入ってしまっていた。
「う、うん…
もうハル、出ていっていいよ?」
「でも温秘が心配だよ…」
「なに言ってんの?
彼女が来るんでしょ!
さぁ!」
そう言って、ハルを部屋から追い出した。
本当はもっと一緒にいたかったけど、迷惑かけそうな気がした。
もう他人には迷惑かけないようにしないとね…