ハンドパワー
しばらくしたら、お客が来たみたいだった。
でも私はそんなこと気にしていられない。
まだ、他のことを考えることができないからだ。
やばい… うろたえてしまいそう…
「こんにちは!!」
突然、元気のいい挨拶が聞こえた。
あ、あの時も、挨拶されたんだった!!
渡辺貴雄に…
「はあぁぁ…」
「どうしたの?」
その挨拶をしてくれた人は、きれいな女の人だった。
「す、すいません…」
「大丈夫?」
「はい、大丈夫です」