ハンドパワー

2人の息が荒くなる。


でも私は…

死にそう。


「ごめんなさい…」

振り絞って出して言葉を発した。


すると徐々に彼は手を離していった。

「はぁぁはぁ はぁぁぁ…」

「はぁぁ はぁぁ…」


今はお互い、冷静にいれない状態である。

「ごめんなさい…」

「謝っても許されないよ。

俺が許したとしても、他の人は許さないだろうから。

逆に他の人が許しても、俺が許さないから」


優しさの欠片もない北郷勇人。
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