ハンドパワー

「大丈夫、もう出したから…」

「そう?
でも水が流れる音、聞こえなかったけど…」

こう言うときに、人は勘が働くから嫌だよ…


かといって、北郷勇人のことを話すのも嫌だし…

「ばれた?」

「なに隠してるの!?」


てか、なんでこんなに大袈裟になってんの?

もしかして蘭は北郷勇人のことを…

「なんでそんなに追い詰めるの?
そんなに北郷勇人のことを考えていたいの?!

だったら本人と話しなよ!
話すだけでも嬉しくなるんでしょ?」


そして私は勢いよくトイレから出て、蘭を連れ出した。
< 409 / 576 >

この作品をシェア

pagetop