ハンドパワー
幸い、昼休みが始まったばかりだったため、トイレには人がいなかった。
今は逃げられて、何も起きないけど、このあと何が起こるか不安だ。
どうなるんだろう…
「温秘!どうしたの?
トイレに駆け込んで…
もしかして何かされたの?」
蘭が心配してくれた。
「どうして…私がトイレに駆け込んだこと知ってるの?」
「温秘が走っていってるのが見えたからだよ。
どうしたの?!」
「べ、別に何もないよ。
ただ用を足したかっただけ」
「じゃあ、なんで便器のところにいかないの?
スリッパに履き替えて出しに行かないとっ」