ハンドパワー
「考えとくね」
「そうか…」
そのままの上がったテンションで彼の願いを交わす。
そして私は自分の部屋に戻って、荷物を下ろした。
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3歳の時。
「今日ね、またお友だちの役に立てたよ」
幼稚園から帰ると、早速両親に報告。
「そっか〜?
温秘、偉いねー」
「さすがだな!」
お父さんもお母さんも満足げだった。
「あつぃちゃんのばかぁ!」
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え? 一瞬冷や汗が出てきた。
何で?
どうしてバカ呼ばわりされるかわからなかったから。